双極性障害と仕事の症状的関係を自己観察することでわかること
双極性障害である私の、症状的近況をまとめてみる。
日常の中で感じられる症状を言葉にして記録しておくことで、より客観的に症状を把握することができると思う。今回は主に、仕事に影響したと思われる躁鬱の影響具合を中心に考えてみよう。この作業は、双極性障害と〝つきあってゆく〟という考え方に効果的に働きかけてくれるに違いない。
双極性障害は疾患群だから当事者の数だけ症状の傾向や問題があるはずだ。
精神科医である主治医に完全に任しておけば完治するような、いわゆる病気でもなく、上手に付き合っていくには自分で自分をコントロールできるスキルを身につけることが、結果的に〝双極性障害と上手につきあっていく方法〟ではないだろうか?そういうわけで、例のごとく近況を自己分析してみよう――。
以下の主なエピソードをあらためて客観視すると、自分にとって双極性障害の症状が仕事にどんな具合で影響しているかが見えてくる気がする。
睡眠時間が短いのに目が覚める。何をしようか考えて眠れない。 仕方ないので6時から起きだす。 睡眠時間を押してまで何かしとかないとジッとしていられないほどではないが、軽躁と言われればたしかにそうかもしれない……。
仕事から帰宅後、疲れきってしまう。服用中の薬のせいかもしれない、あるいは、運動不足がたたっている。
音楽を聴きながら8時頃からうつらうつらと眠ってしまう。人間、眠くなることができることは大事なことだと思う。
新しい仕事の話が数件くる。お断りする仕事と、お受けする仕事を冷静に判断できていたような気がする。合理的に判断できる思考があるのは救える。
時として、眠気がひどい。相変わらず昼寝1時間のはずが起きられない。服用中の向精神薬には当然、眠気を誘うモノが多いから当たり前か・・・
仕事で外出。どうやら仕事をすると気分が上がる傾向にある。自分なりに仕事が成功すると〝自分に不可能は無い〟なんて高揚した躁状態にならぬようマインドコントロールが必要かも。
仕事上、クライアントとの打ち合わせのときも、積極的に発言できる。冷静で、理性的に 仕事を進められている気がする。自惚れだが、私は本当に精神疾患の障害があるのかとさえ受け止めている。
友人から連絡が来ないが、とくに落ち込まない。 極端な話、連絡の遅延が裏切られたと被害妄想にリンクしないことは良いことだ。
クライアントとの打ち合わせの際、振り返れば、自分的には“無邪気な” 発言をしたハズが周囲にかなり引かれた。冷静?理性的?
自分が双極性障害であることが理由で、自身の行動を反省する機会が少なくない。この悩みを旦那に話したら泣けてきた。「こういう考え方 をしてしまうのは症状なんだ」と分かっているのに、どうにもならない。だから病人なんだけどね。
受診。仕事や日常生活について〝できないことに深く落ち込んでしまう〟と主治医に訴えた。すると、 「言い訳はいけませんよ。なぜならあなたのストレスになるからです。物理的にできない、他の仕事との兼ね合いがありできない、と言えば相手はわかってくれるのですから」と言われた。キャパオーバーの仕事を断るためにアレコレと言い訳を言い出すと議論に矛盾が生じて余計に苦しくなるからやめなさいというアドバイスだった。次からはそうしよう。
「自分という人間は何かができないといてはいけないのではないか」という考えに押しつぶされる。いろいろ落ちる理由を考えてしまったけど、主治医の「分析はいいから、これからどうするかを考えていきましょうよ」を実践しようと思う。自分を客観視することは大事だがやり過ぎも良くない。
上がったり下がったり、悩んでみたり投げやりになってみたり・・・喜怒哀楽や感情の混乱は健常者にだってある話。じゃ、どこからが精神疾患でどこまでは健常者?なんて議論しても一定の線引きはないのだから、いちいち〝自分は双極性障害患者〟であることを事々にリンクしてしまうとキリが無い。
当事者である前に一人の女性であることを再認識しつつ、結婚生活と仕事、明るい気持ちで過ごしていきたい。