つまり双極性障害はカウンセリングでどうにかなるものじゃないという話

「几帳面で優秀な仕事ぶり・・・うつ病は、そんな人だからこそかかりやすい病気」

と、そんなフレーズをしばしば耳にする。

フレーズの発信元は企業のメンタルヘルス対策を請け負うEAP企業だったりする。うつ病などで休職せざるを得ない結果となった人たちの復帰を支援するために、従業員復帰支援プログラムを策定して復職を請け負うことで利益を得る業界。

システムを使って心を支援することの一長一短はあるだろうが、私見ながら・・・データとプログラムで心がコントロールできたら、双極性障害である私の日常もずいぶんと変わるんだろうなと思う。


実は過去、まだ双極性障害の診断名がつく以前だったころ。

会社勤めだった私も〝休職〟した経験がある。

同じように、産業カウンセラーと呼称される人物からいろいろとアドバイスしてもらっていた。けれども、やはり形式的にアプローチしようとするカウンセラーの思惑は今となって理解できる気がする。

傾聴の効果?があればいいんだけれど、やっぱり、「ゆっくり休むことが大事・・・」としか言わないカウンセラーとは根本的解決にならない。
結果的に苦しみながら自己解決すると「自己実現がいちばん大切なこと」とか言うカウンセラーが、なんだか狐に見えてしまった・・・・・・


心因性のうつ病というか外因性のうつ病であれば、カウンセリングも有効かもしれないし、当時のカウンセラーが結果論として発言したように〝自己実現〟が真に大切なことなんだろう。


では、カウンセリングや若干の薬物療法で治癒しない内因性のうつ病の人や、双極性障害や統合失調症の患者はどうなんだろう?

状態にもよるが、内因性の精神疾患であっても症状さえ表面化しなければ客観的に〝病人〟だと見られることはあまりない。
そして、なにかの機会で病気だと知ったときにこんなことを言われる。
「正しいカウンセリングを受ければいいのに」
「何ヶ月か休養すれば治るんだよね?」
と、精神科に通う人たちという非常に大きなくくりであることが客観的であるということなのだ。

前に、精神保健福祉手帳や障害年金の申請について書いているけれど、今って、うつ病で申請する人が多すぎて診断名が「うつ病」では通らなくなってしまったという。

うつ病も躁鬱病も双極性障害も、その他いろいろ・・・精神疾患名は本当に定義が曖昧なくせに数が多い。そして、なんとなく語感がにているから一般の健常者からすればどれもこれも要するに「心の病気」となる。
でも、違う・・・、なのに、違いを説明することはとてもむつかしい・・・、だから結局「要するに心の病気」とくくっておく他にないんだろうか。

内因性うつ病と心因性うつ病をはっきり分けることが必要なのではないか。もっとも、医者から見ればその症状は同じであるので、治療法を変える必要はないとされているようだが…

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